歌姫として一世を風靡した浜崎あゆみの素顔を伝える本が出版される話題です。
「M 愛すべき人がいて(小松成美 著)」で話題になったのは1ページ目に書いてある「事実に基づくフィクションである。」との記載。
AYUの恋愛体験がリアルに生々しく書かれていて、AYU本人の告白本のような印象ですが浜崎あゆみ本人が書いた本ではありません。
ただしAYU本人は出版にあたり「自分の身を滅ぼすほど、ひとりの男性を愛しました」との言葉を寄せています。
さらに小松さんがAYUにインタビュー時に松浦氏も同席し「あの時はこうだったよね」とお互いに確認しながら進めていったそうです。
2人にとってかけがえのない恋愛は、すでに割り切って話すことができる過去の恋愛になったということでしょうか。
本の中でAYUが作詞した歌詞を松浦氏に渡す時「これはラブレターです」と思いながら渡していた話は、この同席インタビューまで松浦氏も知らなかったそうです。
おいおい、内容が気になるじゃないの~、サクッと内容をかいつまんでみましょう。
浜崎あゆみ【絶望3部作】作詞秘話!歌詞に込めた松浦勝人への想い
「vogue」「Far away」「SEASONS」
AYUファンに「絶望3部作」として有名な3曲ですが、この曲を作った当時に2人が別れ松浦勝人への思いを込めて作詞したと知り、改めて歌詞の内容を読み解くと深いんですよね。
当時カラオケで歌いながら「浜崎あゆみは心に深い闇を抱えている」と感じてました。
深い闇の原因が「AYUは本気の恋だった」ことに納得です。
「絶望3部作」の前にどうしても伝えたい!この1曲
1999年7月に発売された「Boys & Girls」です。
この曲はノリが良くて聞いても歌ってもウキウキしてきます。
2人の愛の強さと結びつきに絶対の自信を持っているようで心の中で彼の愛情を疑う気持ちも隠せない素直な少女の本音。
今、明かされた2人の関係を考えると当時のAYUはマサに夢中で、マサの夢を叶えようと努力していたことが伝わります。
曲の後半には2人の交際が反対されていたことが窺われますが、その声へ反発心も見えます。
AYUはマサとなら夢を実現できると確信していたようです。
この曲はMAX MATSUURA(松浦勝人)プロデュースなので、ウキウキしていたAYUの心情が伝わりますね。
幸せの絶頂から闇に落とされてAYUは失踪した
dTV 独占配信中 ビジュアル・オーディオブック
渋谷の街を!店頭に並ぶ雑誌を一斉に浜崎あゆみで埋め尽くす!
というマサが考えた前代未聞の広告戦略は大当たりしました。
AYUの露出が増え仕事が順調に増えてくる中、AYUはマサと過ごす時間を削ることになります。
それでもAYUは「マサの夢を叶えるんだ」「いつか落ち着いたら2人でゆっくり過ごす時間ができる」そのことだけを目標に秒刻みのスケジュールをこなしていた1999年のとある夜。
AYUが松浦氏の寝泊りしているマンションを訪問し衝撃的な場面を目撃。
「私が秒刻みのスケジュールで身体も心もボロボロになりながらも頑張ってきたのは、2人の目指している先は同じだと思っていたのに・・・。」
マサの一番近くにいるのは、いかにもタレント候補性のような女性たちでした。
美しい女性たちとスタッフらとの酒席を目撃したAYUはショックを受けて2日半失踪しました。
この失踪した話は知られていましたが、当時のAYUは忙しすぎて疲れてしまい失踪したと言われていたんです。
真相は松浦勝人に絶望して失踪した衝撃的な事実があったんですね。
確かTVでドキュメンタリーの密着取材の際中に失踪したので、当時驚いたのですがさらに真相があったことは衝撃でした。
心身ともに疲れ切っていたAYUはマサとの別れを決意しますが、簡単にマサへの思いを断ち切れるはずなどありません。
文字通り絶望の淵に立ったAYUが心のうちを書いたものが歌詞になり楽曲として発表することに。
翌年2000年4月から3ヶ月連続リリースする「絶望3部作」に繋がります。
このエピソードを伝えないと「絶望3部作」作詞秘話を伝えることができません。
「vogue」歌詞に込める松浦勝人への想い
2000年4月26日発売のスローなバラード、AYUの絶望感が伝わるPVですね。
歌詞の内容を読み解くと、AYUはマサの裏切り行為を目撃した傷は癒えていません。
それなのにマサを決して憎んでいないし、マサと過ごした日々を輝かしいとさえ思っています。
振り返ると思い浮かぶのは楽しかった時間ばかり、でも必死にマサとの別れを現実として受け止めようとしている気持ちが伝わります。
身を滅ぼすほど愛した人は裏切られても悪人と思うことができない。
「Far away」歌詞に込める松浦勝人への想い
2000年5月発売、3ヶ月連続リリースでしたね。
このPVからもわかるようにAYUは少し前向きに立ち直ってきたようです。
歌詞の内容もマサの存在は完全に過去形に変化しています。
未練たらしくなく過去の出来事を振り返る余裕もできた感じ。
「よかったね」と声をかけたくなります。
「SEASONS」歌詞に込める松浦勝人への想い
おーっと、いいじゃん!ついにAYUが正面を向いたよ。
これは名曲ですよ。
別れてから1年近くになるのに、何事もなかったように毎日顔を合わせている彼への気持ちを表現。
切ない過去を振り返りながら今日、明日と前向きになってきたAYUの気持ちが込められた歌詞です。
ジーンとくる歌詞でカラオケで歌いまくったし、周りもみんな歌っていました。
余談ですが「絶望3部作」は2000年4月、5月、6月と3ヶ月連続リリースしました。
7月には3曲のミュージック・ビデオをミックスした「vogue Far away SEASONS」というタイトルのミュージック・ビデオを発売しています。
やるなエイベックス松浦と言いたい。
「好きだから」歌詞を書くときに思い浮かべていた松浦勝人
ever free
「vogue」のカップリング曲ですが「SEASONS」発表後再リリースしています。
AYU自身は「これを書いて歌ったことで、3曲すべてが救われた」と話してます。
この心境に至るまでのAYUの気持ちが絶望3部作の歌詞を読み取ると分かってきます。AYUがどんな悲しみを抱えて作詞してきたのか想像すると胸がしめ付けられるようです。
今になってなぜ交際を告白したのか?不思議でしたが歌詞の意味をマサ(M)とAYUの恋愛や別れと照らし合わせて読み解くと、本を出版した意味が理解できました。
40歳になれば男女とも甘酸っぱい恋愛の思い出もあるでしょう。
まして隠してきた(実は公然の秘密だったらしいですが)有名人同士の恋愛。
あの頃の駆け引きもない純粋な恋愛をしてきたことを誰かに打ち明けたくなってもいい年齢になったからこその告白だったんでしょうね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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